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「クマのプーさん展」 葵わかなとアレックス・スティットが魅力を語る!

2月9日から始まる「クマのプーさん展」に先駆けて開催された葵わかなさんの囲み取材と、内覧会をレポートします!

プーさんのふるさとイギリスから、「クマのプーさん展」が日本にやってきます!東京では、2019年2月9日(土)~2019年4月14日(日)の期間、大阪では、2019年4月27日(土)~2019年6月30日(日)の期間で開催されます。

世代を超えて愛され続けているクマのプーさん。クマのプーさんの挿絵を描いたE.Hシェパードが、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)に寄贈したコレクションを中心に開催される、初の展覧会です。

先日、本展ナビゲーターで音声ガイドのナレーションを務める葵わかなさんの囲み取材と、内覧会が行われました。今回はその様子をレポートします。

葵わかな「絵の優しさに合った声を意識」

赤のワンピースと緑のカーディガンで登場した、葵わかなさん。

本展の魅力や、葵さんとクマのプーさんとの出会いを語りました。

まず葵さんが注目したのは、本展覧会の内装について。クマのプーさんの良さが存分に伝わる内装のデザインであると絶賛していました。

本展のグッズの魅力を聞かれると、英文学のプーさんは、可愛さだけでなく、大人の女性でも引き付けられるデザインの魅力があると話しました。葵さんはすでにTシャツを2枚ゲットしました、と笑顔で語りました。

本展での音声ガイドのナレーション挑戦について、子供のころから知っていたクマのプーさんであるため、音声ガイドのナレーションが決まった時はとても嬉しく、わくわくしたと語りました。絵の優しさに合った声を意識して収録に当たったと話しました。

葵わかな「ハチミツ食べたいけど、ハチミツくれない?」大喜利に挑戦!

お話の中盤、葵さんは「原画を見て一言」の大喜利に挑戦しました。

葵さんは練習してきたというプーさんの物まねを披露しました。少し顔を赤らめながらも、「ハチミツ食べたいけど、ハチミツくれない?」とプーさんになりきりました。葵さんは、プーさんの真似をしようとすると顎をしゃくれさせないとできないと笑顔で話しました。

また、葵さんは一番のお気に入りの絵について、プーさんがウサギの家の出入り口に挟まる絵を上げました。挟まったプーさんをみんなで慰めたり、ウサギがプーの足に洗濯ものをかけてしまったりと、コミカルな描写が愛らしいと話しました。

葵わかな「笑いながら読めるクマのプーさん」

葵さんの、クマのプーさんの登場人物の中で一番のお気に入りを聞かれると、フクロと回答。百町森の中で一番の物知りであり、偉そうな割には文字が間違っていたりするところが面白いと話しました。

また、クマのプーさんたちと葵さんとの共通点に関する質問では、意外とアグレッシブなところと答えました。プーさんやコブタは早起きだったり、葵さん自身はよく木登りをしていたりと、実は活発な一面があると話しました。

また、アニメーションのプーさんと英文学のプーさんの違いを聞かれると、英文学のプーさんたちはみんながおバカなところと語りました。百町森の仲間たちみんなが勘違いしたまま物語がすすんでしまったり、クリストファー・ロビンが「バカなクマめ」と言ったりと、笑いながら読めるお話であると、魅力を語りました。

V&A アレックス・スティット「シェパードだけでなくミルンにも注目してほしい」

続いて、内覧会の様子をご紹介!
開会式では、V&A商務・デジタル・展覧会担当部長のアレックス・スティット氏が、本展に対する意気込みを語りました。

スティット氏は、E.Hシェパードが作った、人の心に響く個性豊かな登場人物と、一目でプーさんだとわかるイラストの魅力について話しました。

また、E.HシェパードだけでなくA.Aミルンにも注目してほしいと念を押しました。芸術家と作家がどのように融合しているのか、クマのプーさんシリーズは絵だけで成功しているわけではないと、二人の重要性を語りました。

挨拶の最後には、本展はおそらく一生に一度の貴重な経験となるだろう、クマのプーさんの世界に触れて、遊び心や喜びを再発見できたらいいと、ゲストに向けて言葉を残しました。

アレックス・スティット「What’s about a story?」

開会式に続き、アレックス・スティット氏によるギャラリートークが開催されました。

スティット氏は、E.Hシェパードが描いた、スケッチやイラストの魅力を語りました。シェパードは森の木一本一本を詳細にスケッチしていること、描くイラストによって鉛筆を変えたり、工夫を施していることなど、クマのプーさんのあたたかい挿絵がどのように描かれているのかを語りました。

「What’s about a story?」お話はどうかな?と語りかけてくるようなテーマで、E.Hシェパードの絵は、想像力を掻き立てられ、誰もが楽しめる作品である。

シェパードの絵の魅力の一つとして、登場人物の性格を姿勢で表していることを挙げたスティット氏。特に、「プー棒投げ」のイラストでは、後ろ姿だけであるが各登場人物の個性を読み取ることができる。

ギャラリートーク中、スティット氏は何度も、E.HシェパードとA.Aミルンの関係を語りました。
シェパードのイラストが、ミルンのイメージを具現化した。1つのページを二人で共に作り上げていく。クマのプーさんは、二人の共同制作である。と、アレックス・スティット氏は我々に語りかけました。

「クマのプーさん展」

【東京会場】
Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
開催日時:
2019年2月9日(土)~2019年4月14日(日)
10時 〜 18時 毎週金・土曜日は21時まで(入館は各閉館の30分前まで)
休館日:
2月19日(火)、3月12日(火)

【大阪会場】
あべのハルカス美術館
開催日時:
2019年4月27日(土) 〜 2019年6月30日(日)
火〜金:10時〜20時、月土日祝:10時〜18時(入館は各閉館の30分前まで)
休館日:
5月13日、20日、27日の各月曜日

この記事を書いた人
駅長。All Aboard!
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