聖なるクリスマスの日がやって来ました。「ディズニー関連ブログ アドベントカレンダー2015」、12月25日の記事をお届けします。
今やディズニー秋冬の風物詩ともなっているディズニー・オン・クラシック まほうの夜の音楽会。今年も行って参りました。演目にヴィランズスペシャルVer.やスター・ウォーズも加わり、最高の盛り上がりで興奮冷めやらぬ中、家路へとつきました。
そんな帰途、ふとこんな考えが浮かびました。
(オン・クラシックがあるなら、ディズニー・オン・ジャズがあってもいいんじゃないの?)
いつかの未来への淡い期待も込めて、
今回はディズニー×ジャズについて取り上げていきたいと思います。
東京ディズニーリゾートでジャズといったら、何と言ってもこれ。
デューク・エリントンの『スウィングしなけりゃ意味が無い』やグレン・ミラー楽団で有名な『イン・ザ・ムード』、ベニー・グッドマンの『シング・シング・シング』など 1920~40年代スウィング・ジャズ黄金期の名曲の数々を、ビッグバンドジャズの迫力あふれる演奏をバックに、ミュージシャンやタップダンサー、そしてミッキーと仲間たちがスタイリッシュなレビューショーを繰り広げます。
連日のようにTLに感想が流れてきて、その人気ぶりが伺えます。
しかし、Twitterでよく見かける声といえば、
白タキ、ちょーイケメン!!
撫で上げ、足上げからのゲッダンヤバすぎ!
もったいない!!
せっかくの生演奏、音楽も楽しまないと!
ジャズといえば生演奏のアドリブやグルーヴ感、会場の一体感が醍醐味。
次に見る機会があれば、ぜひアドリブソロにも注目して聴いてみてください。
そして積極的に手拍子や掛け声をかけて盛り上げてみましょう。
そんなBBBで忘れられがちなのが開演前のBGM。
グレン・ミラーほどの知名度こそありませんが、ここで流れる曲も名曲ばかり。
その一つがカウントベイシー楽団の《Cute》。
可愛らしく明快で親しみやすいそのメロディは、まさにディズニーリゾートにうってつけの曲と言えるでしょう。
カウント・ベイシー楽団の軽快でおしゃれな音楽に魅力を感じた方にさらにオススメしたいのがこちら。
この曲には歌詞入りのバージョンも有り、(50年代の曲であることに目をつぶれば)
TDS15周年にあたりリニューアルされるBBBに期待したい一曲です。
ディズニー×ジャズといえば、
ディズニーソングのジャズアレンジも人気の高いジャンルの一つ。
ルイ・アームストロングのジッパ・ディー・ドゥー・ダーは一度は耳にした方も多いでしょう。
ルイ・アームストロングといえば20世紀を代表するジャズ・ミュージシャンですが、
日本人によるディズニーアレンジも負けてはいません。
前田憲男がその一人。
日本のジャズピアノの巨匠であり、日本レコード大賞でも2008年に功労賞を受賞しています。
そんな彼がビッグバンドの経験も経て編曲した曲に
『これが恋かしら』(シンデレラ)、『星に願いを』(ピノキオ)
などがあります。
原曲は非常に落ち着いて心休まる一曲ですが、アレンジを経てダイナミックな曲として生まれ変わっています。特に『星に願いを』では、ビッグバンドを構成するほぼ全ての楽器にソロパートがあり、聴き応えのある一曲となっています。
サンプル音源はこちらから聞くことが出来ます。
そしてそんな素敵なジャズアレンジがBGMとして使われているのが、
舞浜駅を出てすぐ右手、ボン・ヴォヤージュ!
ここではこの二曲を始めとして、様々なディズニーソングアレンジや定番のジャズのナンバーを聞くことが出来ます。
ショッピングに夢中になるのも良いですが、
時には足を止めて心地よい音楽に浸るのもいかがでしょうか。